2019/12/20
今日は時事ネタです。
大塚家具が63億の赤字予想だそうです。
大塚家具・久美子社長、63億円の大赤字 年内で溶ける内部留保
例の久美子社長に批判が集まっていますね。
そして、父・勝久さんの方が正しかった的な話も出ていますが、どうなんでしょう?
どんな批判が出ているのか?
批判としては久美子社長の戦略が間違っていたという批判が多いですね。
久美子社長が高級志向だけではなく、カジュアル化し、値段を安くする事で顧客を増やすやり方を進めて来ました。ただ、大塚家具がニトリとかと同じ土俵で勝てる訳ないだろうという批判ですね。
もちろん久美子社長もニトリやIKEAと同じでは無く差別化を図る努力はしていたみたいですが。
父・勝久さんの方が良かったのか
巷では、会員制で客を囲って高級な家具を売る大塚家具のやり方はそれはそれで良いやり方だと言う意見も多いです。
ただ、家具に限らずデパートなども苦しんでいますが、高級志向のお店が選ばれる時代ではなく、そもそも大塚家具が赤字になった事がきっかけで久美子社長に譲ったわけで父・勝久さんが絶対に正しいかは疑問です。
ビジネス戦略だけみたら父と娘どちらも立派な戦略だと思います。
いずれにしても自分みたいな凡人からしたら、ビジネス戦略的には父・勝久さんの伝統あるやりかたも、会社を良くする為に変化を求めた娘・久美子さんも立派だと思います。
では何がいけなかったのか?
これは自分の意見ですが、これは高級路線か、カジュアル路線かの問題では無いと思っています。
正直、お家騒動で大塚家具のイメージが悪くなってしまった事が大きいと思っています。
だって、家具屋ですよ?
家具・・・・・ 新居、新生活、結婚したり、子供が生まれたり・・・・
そういう時に買うのが家具。
正直、家族が喧嘩しているお店で家具買いたいですかね?
父が経営する事になっていようが、娘が経営する事になっていようが、自分はダメだったと思いますけどね。
実際、父・勝久さんが立ち上げた匠大塚もあまり業績良くないみたいですし。
戦略よりイメージの問題だったと思います。
もし、父と娘が喧嘩を止めて手を取り合って、「大塚家具の家具を使っていればいつまでも仲の良い幸せな家庭でいられますよ」アピールでもしていれば、高級路線だろうが、カジュアル路線だろうが、なんだかんだ話題にもなった訳だし、それなりに業績回復できたと思うんですよね。
高級路線、カジュアル路線どちらかに決めなくても「親子で協力して高級路線とカジュアル路線の良いところを合わせた大塚家具独自のやり方で努力したいと思います」的な感じでも好感持たでしょう。
市場調査や分析はしっかりしているのかもしれないですが、「家具と言う家族を幸せにするためのものを売っているんだ」と言う気持ちがまず足りてないのが一番の問題だと思います。
と言っても、自分みたいな貧乏人が大塚家具とは元々無縁なんですけどね!
これだけ大きな会社の社長なんて本当に心労が凄いでしょうね。
偉そうな事を言ってすいませんでした。