2019/12/20
さて、自分はいわゆる団塊ジュニアと言われる世代です。
1975年生まれ、42歳です。
就職氷河期世代とも言われる世代。
さて、この世代がマジ不遇だというデータがあります。
1つは、2017年12月14日にNHKの「クローズアップ現代+」で放送された、5年前との給与額の変化で、20歳~34歳、45歳~59歳の給料は上がっているのですが、
35歳~39歳は-4,300円下がっており、
40歳~44歳は-23,300円下がっていたというデータ
今日のクローズアップ現代で5年前との給与額の変化が出てたんだけど、40〜44クソワロタwwww pic.twitter.com/pXK9VYasfx
— IIMURA Takuji (@limura) December 14, 2017
また、厚生労働省も2016年の正社員の所定内給与が4年前から増えているにも関わらず、40歳~49歳だけが減っているという恐ろしい結果が。↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26847110T10C18A2EE8000/
Contents
給料が増えない理由(俺編)
さて、給料が増えない理由はいろいろあるんだと思います。ただでさえ、団塊ジュニアは人が多い上に、就職時期にバブル崩壊が重なって人余り状態だった事がもちろん1つあります。
それでも、バブル崩壊から20年経った今でも改善されないのは何なのか。。。
現状の自分のケース
ちなみに自分のケースはこんな感じ。
仕事は結構頑張ってる。世間の人手不足の荒波で仕事ばかりあって人が足りてない、普通に考えたらこの状態なら右肩上がりで給料増えて欲しいんだが・・・・
ウチは中小だが最近よく言われる「人手不足倒産」に近い状態に昨年なった。いくら自分が頑張っても会社が傾いたら給料が増える訳無い。
ウチが陥った人手不足の悪循環
うちの会社の場合はこう。
実際今は大手企業が仕事が溢れている、しかし、大手の年寄り達は当然自分で必死に仕事する気など無い。基本的には若い人や下請けに丸投げして、マージンだけ取りたい。
仕事の大小関わらずそのスタンス。当然、仕事が大きくて人が必要なら下請けに「人増やして対応してね」で終わり。
さて困るのは下請け、一時的には人増やして利益が出るが、そのプロジェクト終わったらその人どうするの?
という悩みもあらるがそもそもの悩みは人手不足なので、人が集まらない。即戦力になりそうな人を雇おうとするとそれなりの給料じゃないと来ない。そもそも求人出すのもタダじゃない求人情報を出すのも中小企業的には結構キツイ額のお金を払う必要がありそのコストは当然元請は補償してくれない。
さらに、やっと人が来ても、出来る人はウチみたいな所で勉強してさっさと給料の良い所へ転職しちゃうし、出来ない人や嫌になってすぐ辞めてしまう。
その結果無駄なコストばかりかかり、結局そのしわ寄せが、俺ら社員の給料に悪い意味で反映される、で給料が上がらないから辞めていく社員も増える。
という悪循環。
結局、自分が感じる社会の構図
まあ、上の例はウチみたいな中小の例ではあるけど、上記を簡単に説明すると
・バブル期から続く既得利権にしがみつく上の世代。
・人口減の影響で人材の取り合いになって人件費が高騰している下の世代。
・それを支えている俺らの世代
ってイメージ。
そんな団塊ジュニアの希望の星
そんな不遇な境遇の俺ら団塊ジュニア世代、上記40代だけ給料が減っているニュースに対するネットの反応では
この世代がいったい何をしたというんだ
早く安楽死制度作って!
企業で第一線で戦ってるのに、後輩達と変わらない給与で泣ける……
そりゃ結婚も諦めますわ
人生が氷河期
いやはや、他人事じゃなくドストライクな世代なんですが、このネットの反応には草不可避w
そして、確信を付くような以下の様な意見も
小泉構造改革で派遣法をおかしくしたからや
せめてピンはね上限、多重派遣禁止くらいもりこめばフクイチの作業員の日給9万円くらいになるのに
肝心なことが抜けてるが、この世代
(特に1974~1976年あたり)は
親が団塊の世代で成功してた分、
自分らの成功した価値観をそのまま
この世代に押し付け、正社員以外は
「悪」ぐらいの勢いで就職できないこと
を非難され続けてきた世代。
どんなに世の中が厳しいかを親に伝えても
高卒でNHKにさえ就職できた世代の前では
全く聞き入れてもらえなかった…。
上の団塊の世代が自分達の為に整備した世の中の仕組みに翻弄されている感じです。
自分も下請けで仕事を続けていて、本当に何もしなく、何も出来ないのに上前だけはねる元請の年寄り共にうんざり。
なんとか、ここ数年は元請との付き合いを断るための努力をしてるのですが、結局会社間のしがらみ等々で付き合いを切れません。で、結局奴隷として働かされる毎日。
そんな俺ら世代の希望の星
まあそんな絶望的なうちらの世代にも優秀な人はいます。
その代表が、元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾3人。現在44歳~41歳、まさにこのど真ん中ですね。
彼らの場合は、自分なんかより全然稼いでいるので、パッと見はとても「不遇な世代」には見えないという意見もあるかもしれませんが、自分はそう思いません、とても不遇だと思いました。
正直、SMAPのメンバーは全員努力家で本当に沢山仕事をしていて、ジャニーズ事務所に莫大な利益をもたらしていたと思いますが、果たしてその努力と、利益に見合うだけの評価がされていたのでしょうか?
給料はそれなりに貰っていたのかもしれないですが、(それが芸能界の普通だとは思うんですが)契約は1年毎に契約だったそうですし、そんなクソ契約のクセに独立すると言ったら、公共の電波の前で謝罪をさせるとか完全に奴隷契約じゃんと思いました。
少なくとも、事務所がSMAPのメンバーを人間として大事にしている様には見えませんでした。
そんな元SMAPの3人はジャニーズを遂に辞めて、昨年「新しい地図」というファンサイトと共に活動をはじめました。
これまでのジャニーズ事務所にいた事で得られた仕事も捨てるばかりではなく、芸能界随一の力を持つ事務所からの圧力がかかる事も当然予想される中で芸能活動の再開でした。
そんな新しい地図の最初のメッセージはこれ↓
「逃げよう。自分を縛り付けるものから」
「ボーダーを越えよう」
「塗り替えていこう」
「さあ、風通しよくいこう」
等々・・・メッセージ全てが心を打ちました。
いや本当に、しがらみを捨てて新しい道を歩き出した彼らは俺らの世代の希望の星です。
同じ、不遇な境遇の40代の人たちもしがらみを捨てて、奴隷根性捨て、行きましょう。
もちろん、口だけじゃなく、立派に仕事して、責任を自分で負っていく事が大事ですが。
そして、団塊の世代の人間の様に攻撃的にならずに、自由と平和と愛嬌を武器に戦っていきましょう。
頑張ろう!40代!