2019/12/20

「会長というより作家、権利者の一人として言うと、世の中に、仕入れが全くない商売ってあるんだろうか」「たたき売りは、がまの油やバナナが仕入れ商品で、口上を述べて売るのは技術。同じことで、教えることは技術、仕入れは音楽や歌と考えれば、仕入れ代を払うのは当たり前だ」
な・何言ってんだこのハゲ・・・・
ハゲ過ぎて頭おかしくなったか・・・・
バナナ?
なんでバナナ出てきたんだ。
凄い例えだな。例えが下手すぎてやばいな。
まあ、良いや、とりあえず論破しましょう。
「仕入れが全くない商売ってあるんだろうか」
まず、以前も書きましたが、音楽教室は著作権払っています。楽譜代に著作権入ってます。
それにも関わらず、仕入れが全くないなんて言うのは失礼極まりない。
「バナナが仕入れ商品で、口上を述べて売るのは技術。同じことで、教えることは技術、仕入れは音楽や歌と考えれば、仕入れ代を払うのは当たり前だ」
仕入れは楽譜代と考えれば、仕入れ代は払っています。
自動車教習所に例えると
とにかくバナナに例える事自体が理解不能なので、同じ技術を教える自動車教習所に例えてみましょう。
まず、仕入れ商品ですが、
自動車教習所の仕入れ商品は車
音楽教室の仕入れ商品は楽譜・楽器
次に技術にあたるのは
自動車教習所の場合は運転技術
音楽教室の場合は演奏技術
さて、問題のカスラックの言うバナナに当たるもの→今回カスラックは先生や生徒が音楽教室で演奏する事に対してお金を払えと言っています。
これは自動車教習所であれば、教習所で車を運転したら車作った人に金払え!と言ってる様なものでしょうね。
表にするとこんな感じ
自動車教習所 | 音楽教室 | |
仕入れ商品 | 車 | 楽譜・楽器 |
教える技術 | 運転技術 | 演奏技術 |
バナナ? | 教習時の運転 | 練習や手本 |
カスラックを何かに例えると
良くJASRAC擁護派の人が勘違いしてるんですが、JASRACは作曲家達が著作権を自分で管理出来ないから管理して欲しいという思いから出来たんだと。
実は全く逆です。
そもそもJASRACの前身の団体が発足した理由は、プラーゲ旋風という事件でした。
プラーゲ旋風とは、ドイツのプラーゲさんという人が、日本に著作権料を払えと言ってきたのですが、NHKなどが著作権料払え無いと言う事で、日本国内で著作権を独占管理するために出来たのがJASRACです。
つまり、海外の著作権料を払いたくないという事がきっかけで出来たのがJASRACです。
しかも、JASRACの独占管理が崩れたきっかけもJASRACがデジタル対応(ネットでの違法ダウンロードなど)に全く対応出来なかった事で坂本龍一らがJASRACを批判した事が理由です。
むしろ、JASRACの独占管理のせいで、日本の音楽の著作権管理は世界と比べて酷く後退してしまったのです。
で、ただの既得利権団体に成り下がったカスラックでしたが、その独占管理が崩れ始めた事であせって著作権の取立てを厳しくしはじめているのが現状です。
結局今更なんですよね。
そもそもプラーゲさんも何度も言ったでしょうね「作者をリスペクトしてるなら著作権を払うべきだ」と、もしかするとバナナか何かを例えて必死に著作権料の大切さを説いていたでしょうね。
しかし、それを拒否したのがJASRAC。
その結果、そもそも日本人が著作権料にたいして意識が薄くなってしまった土壌をつくったのはJASRAC自信。
今更、既得利権が手放せなくなって来て「作者をリスペクトしてるなら著作権を払うべきだ」とプラーゲさんと同じ事を言い出してるんですよねw
今のカスラック何かに例えるなら、プラーゲ旋風。
因果応報。