過ぎたるは猶及ばざるが如し

元ゲームプログラマーのぴょんちきです。主に子育ての話とか書いてます。

【理解不能】プレミアム商品券が頭ワル過ぎる政策だと思う7つの理由

time 2018/11/09

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【理解不能】プレミアム商品券が頭ワル過ぎる政策だと思う7つの理由

さてさて、また理解不能なニュースです。

本日「政府、0~2歳児世帯にも商品券」というニュースが出ていました。

0~2歳児世帯にも商品券「プレミアム付き商品券」を配布を検討しているらしい。

相変わらず頭悪い政策やってるなあ・・・と思う。

今日はコレについて徹底的に批判させてもらいます。

プレミアム付き商品券」とは?

まず、日本のアホ政治家が考えたプレミアム商品券。

消費税率10%への引き上げに伴う景気対策として導入を目指しているらしい。

なお、年収制限を設けて年収の少ない人に売るんだって、2万円で2万5千円分の商品券。

簡単に言えば5、000円もらえるって事ですね。

子育て家庭への支援(笑)

で、もっとアホなのが、

一般世帯には年収制限を設ける方向だが、子育て負担軽減のため、中高所得層にも支援を広げる必要があると判断した。公明党が子育て世代の一部も対象とするよう求めていた。

負担軽減?たった5,000円で?

 

プレミアム付き商品券」が頭ワル過ぎる政策だと思う7の理由

1.景気対策にならない。

まず、「プレミアム付き商品券」が全く景気対策にならないという話。

まず「プレミアム付き商品券」は実質5、000円もらえるのと同じ価値たった5、000円。一般的な家庭であれば、消費税が2%上がると大体月に増える出費は5,000円くらい上がります。つまり消費税増税1ヶ月分くらいです。

つまり「プレミアム付き商品券」を発行した1ヶ月目は景気対策になるかもしれないですが、次の月には景気悪化です。景気悪化を1ヶ月先延ばしにしてるだけで、根本的な対策でもなんでも無い

 

2.実は得してない

さて、「プレミアム付き商品券」2万円で、2万5千円の買い物が出来る、一見すると5,000円お得です。しかし、その5,000円は一体全体どこから出てるのでしょうか。例えばこの5,000円、このアホ法案を考えた政治家が「自分達の給料を下げてこのお金を出します!」と言うなら素晴らしい事だと思いますが、現実はこの5,000円は税金です。われわれ国民が払った税金から出るのです。

5,000円払って5,000円分の商品券を買わされている様なものです。

 

3.税金の再配分が下手国家

上記で、5,000円払って5,000円分の商品券を買わされていると書きましたが、税金の特徴として富の再配分の概念があります、一応このプレミアム商品券では年収制限を設けるので、年収の多い人が税金を払って年収の少ない人の分の商品券の5,000円を出している構図にはなってはおり多少その部分は評価出来る部分ではありますが、そもそも現在の政権のやっている政策はトリクルダウン理論(お金持ちがよりお金持ちになれば貧乏人もお金持ちなると言う嘘理論)の経済対策であるアベノミクスやオリンピックにジャブジャブお金を使うなど、税金をお金のある方へ再配分する傾向があります。トータルで観れば年収が低い人が税金の恩恵を受けているかは怪しい状況です。

 

4.ぬぐえない不公平感

結局、税金をばら撒く方式は必ず不公平感が出ます。健康保険の様に病気や怪我した人に出すお金というのは不公平感が出ません。誰も自ら病気になったり怪我をしたくありません、そうなった人を助けたり、助けてもらったりする為のお金と言うのは必要だと思います。だから国の保険の他にも生命保険や医療保険に入っている人が多い事も理解できます。

しかし、このプレミアム商品券やアベノミクスなどは不公平だという意見は必ず出てきます。お金の無い人へバラ撒けば「真面目に働いて稼いでいるほうが存する」という不満が出ますし、お金のある人にばら撒けば「金持ち優遇政策」と不満が出るでしょう。

 

5.運用に金が掛かりすぎる

まず、年収制限やら子供の年齢がーとイロイロ条件を付けると、運用が大変。自分も幼稚園の助成金の申請で思ったのですが、とにかく複雑。子供の人数、世帯収入から住宅ローン減税までいろいろ計算してやっと幾らもらえるかが解り、実際申請してみたらお役所から「違います」って言われたw。

結局、申請する側も手間が掛かる上に、お役所側も申請した人全員チェックしないといけ無かったり、納得いかない人の電話対応などの仕事も増えるわけでメチャメチャ人件費がかかる。しかも日本は世界一公務員の給料が高い国(断トツ)、そして公務員様の給料はわれわれの税金から出ています。「2.実は得してない」で5,000円税金払って5,000円の商品券を買ってる様なものと書きましたが、人件費を考えれば10,000円払って5,000円の商品券を買わされている様なものです。

実は得してないどころか、むしろ損してる。と考えた方が妥当でしょう。

 

6.本当の意味での0~2歳児世帯の負担減にならない

上記で書きました0~2歳児世帯にも商品券「プレミアム付き商品券」を配布を検討してる理由が、「子育て負担軽減のため」となっていました。これこそアホ政治家が最も勘違いしているアホな部分で、0~2歳児世帯は確かにお金も辛いが、最も大変なのは「時間が無い」だろう。0~2歳は子供から一時も目が離せない、夜も眠れないという時期、たった5,000円の為に、わざわざ申請の仕方の説明文読んで、年収証明する書類そろえて申請書書いて、発行してくれる場所行って・・・・・などなど貴重な時間を取られる方が負担だわ。これだけならともかく、子供手当てとか幼稚園の助成金とか、他にもいろいろお金の援助があるのは良いんだけど家庭とお役所の仕事増やしすぎ。0~2歳子育て家庭にプレミアム商品券出すなら、子供手当て増額する方がよっぽど早いっつーの。

 

7.経済的な意味での0~2歳児世帯の負担減にもならない

まあ、100歩譲って「多少の手間で5,000円もらえるなら、もらえないより良いじゃん」って思うかもしれない。むしろアホ政治家はそう考えている気がする、または国民の事をバカにして騙されると思っているのかもしれない。しかし、「子供お金かかるから、子供産むのためらっている」という人たちの言うお金というのは何も0~2歳を育ててる時の現金が無いからと言っているんじゃない。たかだか、一時的に5,000円貰ったからって経済的な負担は減らない。むしろ「お金が無い」と言うのは「現金が無い」という事ももちろんあるが、それ以上に、将来子供を成人させるまでの自分の収入が不安なんだ。正直これから景気が良くなり給料が上がる見込みがあるなら現金が多少無くても子供産む人は沢山増えるだろう。

逆に現金が多少あっても、今後増税と少子高齢化で更に景気が悪化するのが目に見えてるので、経済的な不安になるのが普通の感覚。その不安こそがみんなが思っている経済的な負担。

 

とにかく、このサイトのコンセプトでもありますが、日本はもう少し、世の中をシンプルにするべき。何と言うんだろうか、日本の政治家は数字に弱いのか、国民はアホだから騙されると本気で思ってるのか?

こんなプレミアム商品券って、新聞の勧誘の「洗剤つけるから新聞とって」と同レベル。もちろん増税が決まった以上、プレミアム商品券貰える人は大いに活用するべきでプレミアム商品券を使う人の事を悪く言う気は無い。ただ、こんなアホな対策で「消費税増税に伴う消費減」の「対応をした」と思う人がいるんだろうか?政治家の評価が上がるとは思えない。

 

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ピョンチキです。
7歳の娘子育て中のパパです。
【趣味】バスケ観戦
【好き】カエルのピクルス
子育てに関する事、自分や娘が好きな事に関する記事を書いていく予定です。

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