2019/12/20
以前もおススメ絵本として紹介させて頂きました、ノラネコぐんだんシリーズの絵本が最新のKodomoeの付録についてきました。
kodomoe (コドモエ) 2018年 08月号 [雑誌]
今回のお話は、「ノラネコぐんだん おばけのやま」
うーん、なんか、面白くない気がする。
というか、ノラネコぐんだんが大好きだった娘が「つまらない」と言ってる
子供は正直だな。
さて、このノラネコぐんだんですが、以前の記事でも書きましたが、魅力は「だいたい同じ」なところ。
ノラネコぐんだんが悪さをして、そのせいでドッカーンして、怒られるという一連の流れ。
そざいがパン→汽車→おすし・・・と変わるだけでストーリー・・つまり、流れ一緒じゃんっていう、なんというか、そのブレない安心感がよかったのですが、「そらをとぶ」あたりから少し捻りをくわえてくるようになりました。
その後も、「あいすやさん」や今回の「おばけのもり」があるのですが、なんか捻りすぎてて面白くない。
そもそも、「そらをとぶ」「あいすやさん」「おばけのもり」はドッカーン!の原因がノラネコぐんだんがやらかした悪さと直接関係が無い所もスッキリしないところでした。
たとえば、今回の「おばけのもり」の話も、ノラネコぐんだんが勝手にお店に入って作ったお団子を化け狸に盗まれた結果「ドッカーン!」してるのですが、コレってノラネコぐんだんがお団子を買って食べようとした場合でも同じ事が起きてたってストーリーになります。
やはりノラネコぐんだんが悪い事をしたから「ドッカーン!」となってくれた方が、子供に
因果応報
とは、なんたるか?も教えられるし。
「そらをとぶ」を読んだ時は、少し捻りが入ってるなと思いましたが、たまにはそういうのも良いとは思いましたが、
そのパターンがメインだと流石に面白くないなあ、最初の「ノラネコぐんだんパンやさん」みたいなストーリーが良いなあと思いました。
まあ、何が言いたいかというと、やはり、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言う事。
世の中、凝れば良いと言うものではなく、シンプルイズベスト。
とはいえ、シュールで意味不明はストーリーは健在で、やはり絵も良いので
ノラネコぐんだん自体は応援したい所です。
次は、マンネリ化を恐れず原点に戻ってシンプルな流れにして欲しいなあ・・・と思いました。